2024年2月19日にノース・スノーランドin千歳」(千歳市)で道が実施した実証実験が読売新聞に掲載されましたのでご紹介致します!!
以下、読売新聞様より~
この日は、民間企業などの協力も得て「スノーラフティング」など3種類の屋外体験の様子を撮影した。スキーやカヌーといった屋外体験は手の自由が利かず「自撮り」が難しい。一方、富裕層の訪日客を中心に迫力ある映像を収めたいというニーズは高く、道外ではドローンでスキー場の空撮サービスを提供する企業も出てきている。
実験に参加したドローン教習所運営企業「ドリームベース」(札幌市)の和合将学常務は、「楽しむ様子がSNSに投稿されれば、海外向けに観光地のPRにもつながるはず」と話す。道は今年度、このほかにもスキー場で滑走する様子の空撮、キャンプ場での 薪 やワインの運搬など複数の実証実験を各地で行った。
実用化ヒントに
事例集では実験の結果に加え、「スピーカーを搭載したドローンによるマラソン応援」など10程度の活用策を紹介する。観光事業者や自治体に共有し、実用化のヒントにしてもらう。
ドローンは、2022年の改正航空法施行で住宅地上空でも目視外で飛ばすことが可能になり、幅広い活用が全国で進んでいる。観光分野での活用は施設やイベントの撮影などが一般的だったが、道は屋外体験の「追従撮影」や、荷物運搬の省力化につながる点に注目。実証実験や事例集の作成で、道内観光の付加価値を高めたい考えだ。
道内の自治体や関連企業では、観光振興やイベントにドローンを活用する事例が出てきている。
神恵内村は昨年9月、機体をボールや選手に見立てた「ドローンサッカー」の大会を初めて開いた。大学生や企業に加え、地元小学生らで編成したチームも出場。村は第2回大会や子ども向け体験イベントの実施も検討している。
観光地マップも
ドローンで空撮した画像を基にした浸水ハザードマップを新十津川町で提供している企業「フェイス・ワン」(東京)は、同様の仕組みで観光地マップも開発。リゾート地の沖縄県久米島町で実用化しており、道内での展開も呼びかける。
ドローンを担当する道デジタルトランスフォーメーション推進課の黒沢厚主査は、「ATなど屋外体験が特長の道内観光との親和性は高い。ドローン自体の魅力も発信したい」と意気込む。
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20240318-OYTNT50166/